今回は本格プレミアムSUVのTOYOTAの「ランドクルーザー200」の納期情報をお届け。国内だけでなく海外でもプレミアムSUVとして人気が高く、2015年8月17日に2度目のマイナーチェンジを行なった「ランドクルーザー200」。果たして納車期間はどのくらいになるのか?(※画像は公式サイトより)
ランドクルーザー200の納車は6ヶ月以上
2015年10月初旬、千葉県船橋にあるTOYOTAディーラーに話を伺ったところ、「ランドクルーザー200」の納車期間がかなり長いことが判明した。なんと、10月初旬に契約した場合、納車期間は約6ヶ月間で、2016年3月上旬に納車見込みとのこと。詳しいスケジュールは以下の通り。
10月初旬契約→2月下旬、3月上旬に生産開始→約10日後に納車
生産開始からディーラーに届くまでは約10日と早い印象。しかし、契約から生産開始までの期間が長いため、結果的に納車期間はトータルで約6ヶ月になっている。
ランドクルーザー200、納車が遅いワケ
「『ランドクルーザー200』」が受注生産の車種で、さらに受注数が多かった」。これが「ランドクルーザー200」の納車が約6ヶ月にもなっている原因だ。
受注生産は通常の生産体制と比べ、月間生産台数がかなり少なく、その月間生産枠を各エリアのディーラーごとに割り振っている。ランドクルーザー200の場合、10月時点で、月間生産枠に対して受注数が多く、2月下旬の生産枠まで埋まったため納車期間が遅くなっているのだ。
ただし、同じ受注生産でもFJクルーザーはランクル200に比べるとかなり納車が早い。FJクルーザーの場合は、生産枠と受注数のバランスが取れているのかもしれない。(※詳しくはこちらで確認)
ちなみに、TOYOTAのディーラー担当者の話によると、毎年、冬に向けてSUVの4WDの需要が高まる傾向があるとのこと。そのため、今後、「ランドクルーザー200」の受注数も増える可能性もある。そうなると、ますます月間生産枠が埋まり納期もより延びてしまうことも考えられる。ランドクルーザー200で雪道を走りたい思い契約しても、納車は桜が咲いている頃というオチになる可能性もある。
ランドクルーザー200の納車を短くするには
受注状況によって納期が延びやすい「ランドクルーザー200」。増産すれば多少納車期間が改善されるかもしれない。しかし、ランドクルーザー200をはじめとする本格SUVは、人気が高いとは言え、プリウスなどの他の車種に比べると受注母数は少ないだろう。そのため、増産を行なう可能性は少ない。納車期間を短くするには、単純だが早く商談を終わらせ、生産枠が埋まる前に契約を結ぶのが一番だ。例えば以下の手順をしてみると良いだろう。
・値引き交渉は1日で終わらせる
ライバル車の見積もりをして値引き幅の交渉をしたり、「一回検討します」と言って敢えて結論を持ち帰る作戦などが値引き交渉にはある。「ランドクルーザー200」の場合、これらの交渉は1日で終わらせた方がベター。これらの作戦に長い期間費やすと、その間に生産枠が埋まり、納車が延びる可能性があるからだ。
・事前準備をして下取り交渉に臨む
車の買い替えの方なら下取り交渉があるが、その場合、ディーラーに行く前にガリバーなど中古車買取業者で買取査定を済ませた方が無難。事前に自分の車の売却相場がわかるため、下取り査定の交渉が早く終わるからだ。ガリバーなら、スマホやパソコン上で車種や大まかな走行距離、連絡先を入力すれば、電話にてガリバーから概算を教えてくれるから便利だ。
ちなみに、ディーラーの下取り価格よりガリバーなどの買取価格の方が高くつくと言われている。下取りの方が高いとガリバー系の会社のビジネスは成り立たないからだ。そのため、思い切ってディーラーとの下取り価格交渉を省略し、商談期間を短縮してしまうのもアリかもしれない。「ランドクルーザー200」をなるべく早く手にしたいと考えている方は、上記の方法を試してみよう。
以上、GUIDE SUVでした。